ナナシ ノ ゲエム 私的レビュー | |
はじめに | |
主人公視点で操作できるという点で期待していたのですが、ゲームコンセプトとしてはやや不満が残ります。 イヤホン推奨とあり期待していたのですが、BGMとSEは結局両方から聞こえてくるので、あまり3Dっぽくなっていませんでした。 呪いのゲームでも、いろいろ歩き回れると思っていたのですが、思っていたのとは異なり期待外れ。けれど、画面やBGMが所々バグっている(故意)のが異様な雰囲気を醸し出している。 操作が大変やりづらく、最初のうちは難しくても、慣れでなんとかなります。 ストーリーもありきたりですが、面白いことは確かです。この手のエンディングは好きだったりします。 |
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ストーリー | ★★☆☆☆ |
呪いのゲームのはずが、そうでもありませんでした。 映画「リング」にもっと人間味を入れた、やさしくなった、感じでしょうか。つまり、ありきたりといえばありきたりです。でも、悪くない。 さらに、ゲーム内時間一日にほぼ一ステージで、結局7日間(約7ステージ)は短いです。 (約5〜6時間) |
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操作性 | ★☆☆☆☆ |
左利き不対応。左利きの場合、左画面が見づらくなるという問題あり。 走るのが非常に遅い。 少しでも障害物に接触していると先に進めない。(身体の横幅が分からない) 斜め移動ができない。(一度横を向いてから前に進む) などなど、操作性に難ありでした。それ故に、逃げるのが必死でした。 |
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BGM&SE | ★★★★★ |
ホラーチックで雰囲気が出ていました。 静かな場所で聞こえるのは主人公の足音のみ、など演出がなかなかに恐怖を感じさせてくれます。 呪いのゲーム内での音楽もFC風で、物悲しい感じが自分の中でヒットしました。 |
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グラフィック | ★★★☆☆ |
現実では3D、呪いのゲームではドット絵の2Dなど、そのギャップが面白かったです。が、現実での文章が非常に読みづらかったのが残念です。 呪いのゲーム内では、所々バグがあり、一瞬焦りましたが演出であることが分かり安心。これも恐怖感を煽る一つです。 |
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システム | ★☆☆☆☆ |
謎解き要素などの遊びがまったくありまえんでした。(いじれるのは扉だけといった感じ) さらに、開かない扉があり、基本的に一つのルート通りに進む。そして、目的を果たしたらルグレ(敵キャラ)に追い掛けられながらひたすらに逃げる。 どのステージもこんな感じです。 謎解き要素があれば楽しかったのですが。 |
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コンセプト | ★★☆☆☆ |
左画面(縦使用時)の使用理由がほとんど不明。画面を大きく見せたいのでしょうが、結局操作するのは右側なので、左画面があまり意味ないように思えます。 呪いのゲームは話と話を繋ぐ間話的なもの。実際、「装備を買う」「フィールドを歩く」ものはなく、「人と会話する」だけで期待外れ。 ただ、現実とゲームとを合わせたものは奇抜ではないものの面白い。 |
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その他 | ★☆☆☆☆ |
【ボリューム不足】 7日間という中で約7ステージ、少なく感じました。 1日の間に巡れる場所をもう少し増やせばもっと楽しめたかもしれません。。 【ルグレ(敵キャラ)】 主人公追跡・一定ルート徘徊・直立不動の三種類ですが、この操作性では逆にこれだけで良かったかもしれません。 一画面に一体だけで、別画面に移るか(場面転換するとルグレが消える)、迂回しなければならない。 接触した瞬間にゲームオーバーになるため、一画面に一体で十分かもしれません。が、少々拍子抜けです。 【値段】 このストーリーの短さとこの値段は釣り合わない気がします。 |
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総合評価 | ★★☆☆☆ |
走るのが遅いことと、斜め移動ができないことと、その他諸々とで、ルグレの挙動が多種多様だったらどうしようもなかったかもしれません。 曲がり角にルグレがいたり、窓ガラスが突然割れるなど、お化け屋敷的な怖さがあり、びっくりすると同時に残念な気持ちに。これではB級ホラーです。 恐怖感を煽るBGMやSE,演出は良かったのですが、ボリュームと値段が釣り合わなく感じ、さらに操作性が極めて悪いことからあえなくこの評価。 値段を気にしなければ、なかなか面白い作品だと思います。 ……操作しづらく、指も疲れますが。 (2009/01/20)
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